富士急行線河口湖線河口湖駅から北に15キロ（道のり）の所に御坂城登城口の天下茶屋があります。
車の場合、中央自動車道河口湖線河口湖インターから北に17キロほどで、天下茶屋に着きます。
天下茶屋のトイレの前に4台ほど、道路の空きスペースを利用します。（2021年9月）    

築城時期は不明ですが、戦国時代に甲斐武田氏が築城したとされています。
天下茶屋の向かいに登城口があり、ここからスタート！



1582年　織田・徳川連合軍の甲州征伐で武田氏は滅亡しました。
スタートから40分で御坂山山頂に着きました。ここはゴールでないので注意！



1582年　織田信長が本能寺の変で討たれると、相模国の北条氏直と三河国の徳川家康が武田氏の領地をめぐる争いの「天正壬午の乱」が始まります。
御坂山山頂から下っていくと、御坂城の郭１が出てきます。奥に進むと竪堀があり、御坂城の本性が出てきます。



1582年の天正壬午の乱で、北条氏と徳川氏が小淵沢周辺で対峙しますが、都留周辺を制圧した北条氏の御坂城は徳川軍との最前線基地となりました。北条氏忠は御坂城を整備しました。
さらに進むと郭３です。御坂峠になり、峠の茶屋や御坂社の祠があります。昔は峠道として賑わっていたのでしょう。



その後、北条氏と徳川氏は和睦し、甲斐国は徳川氏の領地となり、御坂城は廃城となりました。
さらに西に進むと郭４です圧巻の竪堀があります！おくは郭２と虎口があり、御坂山の尾根上に築かれた東西に長細い城です。
ここまでの土木工事をよく行った事と、昭和43年に発見されるまで一目に触れることなかったので、良好な状態で残っている事に天晴れです！
私史上最長となる往復4時間の城巡りでした。完全に登山だったので、靴、飲料水、食べ物など万全の準備で臨んで下さい。



武田氏の鎮魂の意味を込めて、この素晴らしい天空の城を動画にまとめました。
ぜしご覧下され！